[PR]

 第101回全国高校野球選手権大会で、智弁和歌山は13日の第3試合(午後1時開始予定)で、明徳義塾(高知)と2回戦を戦う。智弁和歌山の中谷仁監督(40)と明徳義塾の馬淵史郎監督(63)に相手の印象や意気込みなどを聞いた。紙上対談の形式で紹介する。(西岡矩毅、加藤秀彬)

 ――チームの状態は

 中谷 次の試合をさせてもらえることに喜びを感じて、みんな調整している。ここまで来たら、調子より勝ちたいという気持ち。全員がその気持ちを充実させている。

 馬淵 暑さにも慣れて、ばてて動けないということもないので良い状態だ。

 ――相手チームの印象

 中谷 名門中の名門。馬淵監督も甲子園で数多く勝たれている一人。挑戦者の気持ち。試合巧者というか、監督のやりたい野球を選手が体現できるチームワークの良さ、試合運びのうまさがある印象だ。

 馬淵 甘いコースに投げたら長打がある。投手は神経を使って投げなくてはいけない。5季連続で甲子園に出ている選手もいるので、多少のアドバンテージは向こうにあると思う。監督は新しくなったが、コーチをしていたのでチームとして特別に変わった印象はない。

 ――警戒する選手は

 中谷 右打者の古沢君、安田君と下位でも足の速い選手。その前にランナーを出さないように気を付けたい。投手に関しては、おそらく継投になると思うので、それぞれに対して準備をしたい。

 馬淵 東妻君は良い打撃をするし、当たっている。下位打線もレベルは落ちない。こちらの投手はスピードで勝負するのではなく、打てないコースにきちんと投げることが大事だ。相手の投手陣は力がある。お互い、先発投手が良くなかったら継投すると思う。

 ――鍵になる選手は

 中谷 全員ではあるが、1番に据えている黒川はチームに勢いをつけてくれる存在。ここからの戦いは黒川、西川に機能してほしい。投手陣は登板した選手全員がキーマンではあるが、小林と矢田にはここで奮起してほしい。

 馬淵 勝つためには古沢が出塁してかき回し、鈴木、安田、奥野が活躍しなければならない。後は守ってくれたらそれで良い。

 ――理想の試合展開は

 中谷 先取点を奪い、5点以上取り、相手を3点以内に抑えたい。

 馬淵 三回までに先発投手が試合をつくることができれば面白くなる。打ち合いでは勝てないので、ロースコアにもってきたい。

 ――試合への意気込みを

 中谷 明徳義塾の胸を借り、チーム一丸となってぶつかって行くだけ。そして、最後に1点でも多く取って、勝利することを目指していきたい。

 馬淵 一回は校歌を聞きたいという思いがいつもあり、初戦を突破して楽にはなった。選手たちも思い切ってできると思う。今年のチームは個々の能力は高くないが、やるべきことをやればどんなチームとでも勝負できることを見せたい。