拡大する写真・図版イスラム教徒の多いバングラデシュでは珍しい豚肉料理(手前)もラカイン料理の名物だ=コックスバザール、奈良部健撮影

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 全長120キロの世界一長い砂浜といわれる、バングラデシュ南東部コックスバザール海岸。国境となるナフ川の向こう側はミャンマーだ。仏教徒の多い同国で「不法移民」として迫害を受けた少数派イスラム教徒ロヒンギャが2年前、この川を越えてコックスバザールに逃れてきて難民になっている。

 取材で8月上旬にコックスバザールを訪れた私の関心の対象は、ロヒンギャ難民だけではなかった。というのも、こんな話を知人から聞いたからだ。

拡大する写真・図版難民たちの住むテントが林立するキャンプ=コックスバザール、奈良部健撮影

 「ラカイン人の料理が食べられる場所があるよ」

 ラカイン人とは、ミャンマーとバングラデシュの国境地帯で暮らす人々のことで、ほとんどは仏教徒だ。ミャンマー側では住民の多数派であり、ロヒンギャを「追い出した」人たちでもある。でも、イスラム教徒の多いバングラデシュ側では少数派。その彼らがコックスバザールでどんなものを食べ、どんな思いで生活しているのか聞いてみたかった。

拡大する写真・図版ラカイン人が多く住む地域には、仏教寺院が立つ=コックスバザール郊外、奈良部健撮影

 中心街にある自宅兼民宿に招いてくれたのは、ラキャウ・ラカインさん(50)。ラカイン人の顔立ちは日本人と同じモンゴロイドだからか、初対面なのにどこか懐かしい感じがする。日本に長く住んでいたこともあるといい、日本語もぺらぺらだ。

 「お酒は飲めますか?」。そう…

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