わずかなDNAを大量に複製するポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法を開発した米生化学者キャリー・マリス氏が7日、肺炎で亡くなった。74歳。米メディアが伝えた。

 米ノースカロライナ州生まれ。カリフォルニア大バークリー校で博士号を取得後、バイオベンチャー・シータス社勤務時代にPCR法を開発した。

 DNAの断片を短時間で大量に増やすことができるPCR法は、インフルエンザの診断など医療のみならず、DNA型鑑定など犯罪捜査でも広く使われている。この功績で1993年のノーベル化学賞のほか、日本国際賞も受賞した。