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 若者に警察官を志してもらおうと、山口県下関市内にある下関、長府、小串の3署が高校生や大学生らを対象にセミナーを開いた。約20人が参加し、警察の仕事を体験した。

 セミナーは8日に実施。犯行現場に犯人が残した痕跡を捜す、鑑識作業を学ぶ時間では、空き缶に付いた指紋を採取した。参加者は、鉄などでできた特殊な粉末を使って指紋を浮かび上がらせ、シートに写し取った。鑑識課員が「実際は広い範囲で、犯人がどこを触ったか推理しながら作業する。地味だけど、犯人が捕まったときはうれしい」と語るのを熱心に聞いていた。

 県立下関南高校3年の檜室里彩子(ひむろりさこ)さん(18)は「ドラマで見たことがある作業をしてみて、鑑識にも興味が湧いた」。北九州市小倉北区の専門学校生、桝本瑠(ますもとるい)さん(21)は子どもの頃、住んでいた下関市で迷子になり、警察官に助けられた。「仕事の具体的なイメージが持てた。山口県警に入って地域に役立ちたいという気持ちが強くなった」と話した。(山田菜の花)