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 警視庁荏原署は12日、管内の愛犬家と飼い犬17頭を「特殊詐欺被害防止犬」に委嘱した。犬たちは「電話に出ないワン」と詐欺への注意を呼びかけるハーネス(胴輪)を身につけ、日々の散歩でATMを回って注意を呼びかける。

 警視庁によると、東京都品川区を管轄する荏原、品川、大井、大崎の4署のうち、荏原署管内は特殊詐欺被害件数が36件(8日現在)と最も多い。特に、都職員などを装って「医療費や保険料が戻る」とうそをつく還付金詐欺が多発しており、同署管内だけで被害額約3130万円と、品川区全体の被害の半分以上を占める。

 マルチーズとトイプードルのミックス犬、クレムの飼い主の小学6年常田芽生さん(11)は「ATMで電話しているお年寄りがいたら、クレムと一緒に声をかけたい」と話した。