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 熱中症の危険性を知らせる機能を持つガス警報器を静岡ガスの子会社「静岡ガスリビング」(静岡市駿河区)が販売し、売れ行きが好調だ。今年上半期は前年同期比26%増の約7400台を設置。最近の猛暑で問い合わせがさらに増えているという。

 「部屋が大変暑くなっています。風通しを良くし、水分や塩分をとるようにしましょう」

 本来はガス漏れを伝える警報器だが、同社が販売する「快適ウォッチ」には温度と湿度を測るセンサーが付いており、熱中症の危険が高まると音声とランプで知らせてくれる。冬場は、乾燥に注意が必要となった際に音声などで伝える。

 静岡ガスの馬淵洋志広報・環境担当マネジャーによると、これまで通常は鳴ることがほとんどなかったガス警報器に、暮らしに役立つ警報機能をつけようと検討。熱中症や、インフルエンザにつながる乾燥に注意を促す機能を搭載した。2015年に販売を始め、これまでにリースを含めて約4万台を設置した。

 総務省消防庁によると、昨年5~9月に熱中症により全国で約9万5千人が救急搬送されており、08年以来過去最多になった。17、18両年に熱中症で救急搬送された人のうち、住宅からが4割で最も多い。

 馬淵マネジャーによると販売が伸びているのは「熱中症で多くの人が搬送されるニュースが報じられるなど関心が高まっている」ことが背景の一つで、子どもや高齢者がいる家庭で特に関心が高いという。

 快適ウォッチの問い合わせは静岡ガスリビング(054・285・2117)。(堀之内健史)