15日、令和になって初めての終戦の日を迎える。日本武道館(東京都千代田区)で開かれる全国戦没者追悼式には、5月に即位した天皇陛下が皇后さまとともに初出席し、「おことば」を述べる。

 今回の追悼式には全国の遺族ら約5400人や安倍晋三首相、経済団体の関係者らが列席する。

 厚生労働省によると、参列予定遺族のうち、配偶者は85歳以上の5人だけで、全体のわずか0・1%。兄弟姉妹も全体の6・3%(339人)といずれも昨年より減少した。子どもは2751人で全体の約半数を占め、孫は8・4%で451人、ひ孫は2・6%で140人。戦後生まれの参列者は1650人で、初めて全体の3割を超える。

 参列遺族を年齢構成で見ると、80歳以上が1166人、70代が3041人、60代が508人、50代が317人。ただ、台風の影響で、一部の参列予定遺族は欠席する見通しとなっている。

 追悼式には昨年まで、上皇さまが上皇后さまとともに出席して「おことば」を述べてきた。今回、天皇陛下は戦後生まれの天皇として出席する。戦後70年の2015年の会見で「戦争の惨禍を再び繰り返すことのないよう過去の歴史に対する認識を深め、平和を愛する心を育んでいくことが大切ではないかと思います」と述べるなど、折々に戦争や平和について語ってきた。どんな思いを述べるのかに注目が集まっている。

 15日は、全国41都道府県で自治体などが主催する追悼行事があり、約4万1千人が参加を予定している。(長谷文)