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 歩行中もノイズの少ない心電計測ができるセンサーを、大阪大や産業技術総合研究所の研究チームが開発した。ノイズ低減機能を盛り込み、世界最薄・最軽量を実現した。英科学誌「ネイチャー・エレクトロニクス」(電子版)に論文を発表した。

 研究チームは、「有機トランジスタ」という柔軟な電子素子を、厚さ1マイクロメートルの薄くて柔らかいプラスチックフィルムの上に集積。微弱な生体電位を増幅しつつ、ノイズを取り除くことにも成功した。柔らかいため装着性に優れ、スポーツなど激しい動きを伴う場面でも生体計測が可能だという。

 阪大の関谷毅教授は「これまでより早く正確に体調の変化を知ることができ、高齢者や患者の見守りなどに活用できる」と話している。(田中誠士)