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 超大型の台風10号の接近を控え、西日本を中心に影響が出始めている。昨年、台風の影響で連絡橋が一時通行できなくなった関西空港周辺の船の航行は禁止に。空の便でも欠航が出始めたほか、鉄道も広い範囲で運転を取りやめる可能性が出てきた。各地でイベントが相次ぎ中止になるなど、影響は拡大しそうだ。

 昨年9月、台風の影響で、関西空港の連絡橋にタンカーが衝突し、一時「孤島」となった関空。強風で船が流されることによる事故を防ぐため、第5管区海上保安本部が14日午後3時から、関西空港の周辺約5・5キロ以内の海域で船舶の航行を禁止する。

 空の便では日本航空が13日、宮崎空港や種子島空港を発着する4便を欠航に。14日は宮崎空港や奄美空港などを発着する計62便を欠航とする予定で、このうち大阪(伊丹)空港発着で欠航するのは計19便に上る。全日空も14日、宮崎空港を発着する計34便(大阪空港発着の計14便を含む)を終日欠航とする予定だ。

 JR西日本は、15日に山陽新幹線(新大阪―博多)の運転を終日全線で見合わせる可能性があるほか、京阪神エリアを発着する特急列車や在来線の一部の運転を取りやめる可能性がある。JR東海によると、15日は東海道新幹線の本数を減らして運転する見込みで、山陽新幹線が終日全線で運休した場合は、東京―新大阪間で折り返し運転をすることも検討中だ。

 神戸市は14~16日、須磨海水浴場(同市須磨区)などを遊泳禁止とした。約8千発が打ち上げられる高松市の「さぬき高松まつり花火大会」は13日夜に開催予定だったが中止に。愛媛県八幡浜市の八幡浜港で15日に予定されていた「みなと花火大会」も中止となった。和歌山県新宮市の熊野川河川敷で開かれる「新宮花火大会」は13日の開催を見送り、20日への延期を決定。太地町教育委員会は15日に予定していた成人式を16日に延期する。