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(14日、高校野球 仙台育英8-5鳴門)

 仙台育英の中堅手、水岡蓮が試合中にゴミを拾うファインプレーで幸運を引き寄せた。

 甲子園は接近中の台風10号の影響もあってか、強い風が吹いていた。五回裏の守りの途中に、大きな白いレジ袋が外野に舞い込んできた。水岡は小走りに近づいて拾い、ズボンのポケットへ。「守備の妨げになってもいけないし、拾って運も味方につけられたらと思った」

 直後の六回の攻撃では先頭打者だった。右前に安打を放つと、敵失を誘い、一気に二塁へ。暴投で三塁に進んだ後、内野ゴロで7点目の本塁を踏んだ。

 水岡ら3年生は、佐々木順一朗・前監督から「ゴミを拾うことは運を拾うことだ」と教わり、今も定期的に学校周辺を野球部員全員でゴミ拾いしているという。

 七回の守備の途中にも小さなレジ袋を拾ったが、今度は次の打席は回ってこず。試合後、水岡は「次の試合で、今日の分の運がついてくると思います」とはにかんだ。(高岡佐也子