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 実子2人を国外に連れ去ったとして、茨城県警は14日、パキスタン国籍で無職のユサフ・リズワン容疑者(37)を所在国外移送目的誘拐容疑で逮捕し、発表した。容疑を否認しているという。

 水戸署によると、ユサフ容疑者は2014年9月6日、長男(14)と長女(12)を、離婚した日本人の元妻(43)=同県小美玉市=のもとから連れ去り、国外へ誘拐した疑いがある。

 ユサフ容疑者と元妻は、13年8月に離婚が成立。元妻が2人の親権を持って育てており、離婚後はユサフ容疑者が元妻の承諾を得て、2人と接触していたという。

 元妻は14年9月9日に署に被害届を出しており、ユサフ容疑者は今月13日に来日した。子どもの居場所について、署が確認している。

 片方の親による一方的な子どもの国外連れ去りをめぐっては、日本は14年4月に「ハーグ条約」に加盟している。親は連れ去り先の政府機関に引き渡しを申請できる。パキスタンは条約の締約国だが、日本政府との間では効力を有していないという。