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 五輪・パラリンピック競技で唯一、動物が参加する「馬術」。来年の本番に向けた総合馬術のテスト大会が馬事公苑など東京都内で12~14日あり、選手からは猛暑による人馬への影響を不安視する声が相次いだ。大会期間中、どうやって馬に負担がかからないように運搬するか、関係者は神経をとがらせた。

 東京湾に面する海の森クロスカントリーコース。13日は人馬16組が障害物を跳び越えながら、約3千メートルを駆け抜けた。

 競技は午前10時に始まったが、都内はすでに30度超え。大岩義明選手は直射日光が照りつけるコースに出た途端、愛馬の変化に気づいたという。いつもの元気がなく、規定時間内にゴールできなかった。「涼しい厩舎(きゅうしゃ)から出て、暑さばかり気にしていた」

 競技馬は暑さに弱く、国際馬術連盟も様々な手を打った。この日も走り終えた馬をすぐに冷水で冷やせるよう3カ所にテントを設置し、扇風機も用意した。氷の使用量は2・4トン。馬用救急車も配備した。

 ただ、選手たちからは開始時刻を前倒しするよう求める声が相次いだ。

 本番は午前8時半からだが、英国のウィリアム・フォックス・ピット選手は「午前6時台に早めるべきだ」。大岩選手も「少しでも多くの馬が暑すぎない状況で走れるようにしてほしい。早めることを考えた方がいい」と訴えた。

 大会組織委員会の森泰夫・大会…

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