ロンドン=下司佳代子
英国の広告業界が出資する自主規制組織「広告基準協議会」は14日、性差に関する有害な固定観念を助長するとして、商品に夢中になって子どもを放置する男性を描いたものなど、二つのテレビCMを取りやめるよう勧告した。これを受けて、企業側は該当する広告の放映を中止した。
大手食品メーカー、モンデリーズのクリームチーズのCMは、父親が回転ずしのようなベルトコンベヤーに乗って流れてきたオープンサンドを取ろうとして、抱いていた子どもをコンベヤーに代わりに乗せてしまい、食べる間に子どもが離れていってしまうというコミカルな内容だ。
このCMに対して、128人から「男性は育児ができず、子どもを危険にさらすという固定観念を助長する」などの苦情が同協議会に寄せられたという。
独フォルクスワーゲンの電気自動車のCMでは、「適応することを学べば何だって達成できる」というメッセージとともに、宇宙飛行士やパラアスリートの男性が出てくる。最後に、乳母車の近くに座る女性の前を車が静かに通り過ぎる。
これには「男性が大胆な活動をする一方で、女性は人の世話をするという描写は、性差の固定観念を助長する」などと3人から苦情が寄せられたという。
いずれのCMも、苦情を受けて…
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