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 緊迫する香港情勢をめぐり、ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は14日、中国政府が武力で民主化運動を鎮圧した1989年の天安門事件について「米国人は覚えている」と強調したうえで、「香港で同じような新たな記憶を作り出すことは大きな過ちだ」と述べ、中国政府の介入を強く牽制(けんせい)した。米政府系放送局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)のインタビューで語った。

 ボルトン氏は「中国政府は自分たちの取るべき手段を極めて注意深く考えるべきだ。なぜならば米国人は89年の中国政府による弾圧を覚えているからだ」と強調。中国への外国投資の60%が香港経由である点を挙げ、「英国をモデルとした司法が信頼されているためだ」と指摘。「もし中国政府による誤った判断で香港が評判を落とせば、中国は深刻な経済上の結果を被ることになるだろう」と警告した。

 一方、トランプ米大統領は14日、「私は習近平(シーチンピン)国家主席が香港問題について迅速な人道的解決を望んでいることを全く疑っていない」とツイートした。「個人的な会談?」とも書き込み、香港情勢をめぐる習氏との会談をにおわせた。(ワシントン=園田耕司)