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 第101回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社・日本高野連主催、毎日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)に出場している履正社(大阪府豊中市)の中軸に座る小深田大地君(2年)には、打席に立った後にする独特なルーティンがある。どのような意図があるのだろうか。小深田君は「気持ちを落ち着かせる以外にも、意味があるんですよ」と語る。

 左打席に入った小深田君はまず、右手で持ったバットでホームベースをコツンと触る。その後、右手は反時計回りに、左手は時計回りに頭上まで大きく回す。頭上で両手で握ったバットを高く掲げた後、右手で持ったバットを立てて相手投手に向けて突き出す。

 両手で円を描くような動作は中学2年のころから始めた。意識するのは「肩甲骨を立てる」ことだ。肩が丸まって猫背になるのを防ぐことができ、内角球にも対応しやすくなったという。

 バットを前に突き出す動作は「(打撃の)方向付け」。狙う方向を意識することで、体の位置を微調整しているという。今春からこれらの動作を組み合わせたルーティンを始めたところ、打撃の調子が上がってきたという。

 17日には高岡商(富山)との試合を控える。小深田君は「ルーティンを大事にして、チームの勝利に貢献できるような打撃をしたい」と意気込む。(山田健悟)