[PR]

 全国高校野球選手権大会の運営に携わる本部委員の松元泰さん(69)が今大会を最後に勇退する。「短期間にすごい成長をして帰る高校生と接し、私も勉強させてもらいました」

 会社員を経て26歳で宮崎県の教員になり、4校で監督などを務めた。1981年には延岡工の監督として春の選抜大会に出場。「いっぱい練習し、生活面もうるさく指導した。そのご褒美だったのかな」。1勝し、準優勝した印旛(千葉)に2回戦で敗れた。

 宮崎県高野連理事長を務めた後、2011年夏から本部委員に。試合後の取材の仕切りなどを担当した。「負けたチームの涙ばかり見ていた気がする。よく頑張ったなあ、という思いでその場にいました」

 甲子園は「何度来ても鳥肌が立つし、元気をもらえる」と語る。今も機械科の講師として教壇に立つ。球場でも教材を小脇に抱え、仕事の合間に授業の準備をしている。