【動画】滝尻王子から小広王子を目指して歩く=白木琢歩撮影
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 富田川のせせらぎが聞こえる場所に、熊野古道で格式が高いとされる「五体王子」の一つ・滝尻王子(和歌山県田辺市中辺路町)の社が立っている。かつてここから先は熊野の「聖域」とされていた。午前9時過ぎに王子社裏手の山を上り始めた。すでに30度を超える気温と急勾配で、たちまち心拍数が上がる。

 「語り部の会 熊野古道中辺路」のガイド、福田善一さん(70)が「ろっこんしょうじょう(六根清浄)!」と声を掛け、息の上がった私が「さーんげ、さんげ(懺悔懺悔)」と唱える。一心に声を出し続けると、足が前に進んでゆく気がするから不思議だ。汗だくになって到着した高原(たかはら)の集落は、かつて旅籠(はたご)が立ち並んでいた。今もその面影が残る道を通り、再び山中へと入る。

 古道の脇に開けた場所があり、やや小ぶりの杉が立ち並んでいた。「子どもの頃、知り合いがここに住んでいて遊びに来たんよ」。中辺路町生まれの福田さんが懐かしそうに話した。

 住人が転居して家屋を取り壊し…

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