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俳優・伊藤あさひさん

 薄いブルーに縦じまが特徴的な東海大相模のユニホーム、かっこいいです。19歳の僕は、高校3年生からすると2学年上。でも、なんでだろう、グラウンドにいる選手たちが年上に見えます。小さい頃からテレビで見ていた選手たちは、大人っぽくて、かっこよかった。その感覚は、選手たちが年下になった今も変わらないんです。

 野球好きの父親の影響で、小中学生の頃、地域の軟式チームで野球をしていました。父親の転勤で、千葉、和歌山、東京と引っ越して、転校も経験しました。それぞれの場所で野球チームに入り、そこで友だちができました。不安が伴う転校先の小学校にも、チームの仲間が通っていて、なじむことができました。同じ目標のために一緒に汗をかいた仲間は、今でも特別な存在です。

 高校3年で、戦隊ヒーローの主役になりました。「ブルー」や「イエロー」たちと、はじめは動きが合わないこともありましたが、カメラが回っていない時も、励まし合いながら練習を繰り返すうちに、自然と息が合うようになりました。結束を強め、チームを作り上げた経験は、僕にとっての青春です。

 七回、中京学院大中京の打線がつながりました。三塁側のアルプス席の音が、どんどん大きくなっている。ヒーローショーをした時、敵に負けそうになる僕らを、子どもたちが「がんばれー!」って、応援してくれるんです。すると、本当に力が湧いてくるような気がする。一生懸命なプレーに心を動かされた人が、大きな声援をかえす。こんな応援をしてもらったら、ものすごいパワーをもらえるんだろうな。

 東海大相模も、中京学院大中京も、中盤以降、代わる代わる違う投手がマウンドへ上がっています。東海大相模の遠藤君は、状況に負けない気迫を感じます。中京学院大中京の赤塚君は、大きな体からものすごい豪速球。みんなそれぞれに長所を持っています。

 試合の中心にいる投手は、戦隊ヒーローでいうところの「レッド」。「ルパパト」では、僕のほかにもうひとり、レッドがいました。僕は宝物を狙う「快盗」で、もうひとりのレッドは警察です。普段はライバル同士ですが、平和のために時に力を合わせ、敵に立ち向かいます。いざという時に頼り合える仲間がいるのは素晴らしいこと。そんな存在一人ひとりがグラウンドに立つ甲子園。みんなかっこいいヒーローです。(構成・高岡佐也子

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 いとう・あさひ 2000年、東京都生まれ。19歳。テレビ朝日系「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」でルパンレッド(夜野魁利(やのかいり))役を演じた。