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 終戦直後、44歳の俳優が広島で亡くなった。松山市出身の丸山定夫。戦前の新劇を中心に活躍したが、8月6日に広島市で被爆し、10日後に力尽きた。丸山の命日に合わせた「白炎忌(びゃくえんき)」が16日に松山市内で開かれ、地元の演劇関係者らが志半ばで倒れた名優を悼み、非戦の誓いを新たにした。

 1901年生まれの丸山は8歳の時、新聞記者だった父を亡くした。進学はせず、五十二銀行(現伊予銀行)の給仕や家具店の下足番などを経て、築地小劇場に入った。個性派俳優として舞台や映画で活躍し、「新劇の団十郎」と呼ばれた。

 戦局が悪化して新劇の公演が難しくなると、移動演劇隊「桜隊」を結成。広島市に滞在していた8月6日、爆心地から約750メートルの宿舎で被爆した。倒壊した建物から救助されたが、被爆による体調悪化に苦しんだ。避難先の広島・宮島の寺で終戦を知り、「これからは僕らの芝居ができるよ、いい芝居をやろう」と喜んだ直後、16日に亡くなったとされている。

 丸山を含めて原爆で9人の隊員…

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