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 7月に開業40年を迎えた名鉄豊田線(梅坪―赤池、15・2キロ)を振り返る企画展が、愛知県豊田市喜多町4丁目の「市近代の産業とくらし発見館」で開かれている。開業当時の記念切符や豊田線を走る鉄道の模型、開業当時の時刻表など40点が展示されている。9月1日まで。

 名鉄豊田線は赤池駅(日進市)で地下鉄鶴舞線に乗り入れ、名古屋市中心部と豊田市をつなぐ大動脈として、1979年7月29日に開通した。沿線は40年間で住宅開発が進み、1日の平均乗降客数は開業当初の3倍になった。今では鶴舞線を経由して名鉄犬山線とも直通運転をしている。展示では、開業前の沿線と最近の駅前の様子の写真を並べ、景色の移り変わりが分かるようになっている。また、40年前に梅坪駅であった発車式の動画も館内で流されている。

 16日に展示を見に来た書店経営、近藤五三六(いさむ)さん(51)=豊田市=は、開業初日に梅坪駅で乗車券を買う自身の写真を偶然、見つけた。写真には兄や、今年5月に亡くなった父も一緒に写っていた。「小学5年生の時、新しいものが好きな父に連れられ、夏休みの早朝に電車を見に行ったことを思い出した」と、懐かしそうに眺めていた。

 企画展は観覧無料で、午前9時~午後5時。月曜休館。(小山裕一)