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 パキスタン西部クエッタ郊外のイスラム教礼拝所(モスク)で16日午後、爆発があった。治安当局によると、隣国アフガニスタンの反政府勢力タリバーンを束ねる最高指導者アクンザダ幹部の近親者を含む宗教指導者ら少なくとも7人が死亡、15人が負傷した。

 治安当局によると、同幹部はアフガニスタンに駐留部隊を置く米国と和平協議を進めており、これに不満を持つタリバーン内の和平反対派が犯行に関与した疑いがあるという。対立が表面化すれば、大詰めを迎えている和平協議の進展に影響を及ぼすおそれがある。

 地元メディアによると、この日は金曜礼拝で多くの信徒が集まっていた。モスク内に爆発物が仕掛けられていたとみられる。現地時間の17日朝時点で犯行声明は出ていない。

 米軍などの分析によると、アフガニスタンに近いクエッタ周辺は、タリバーン幹部が潜伏したり治療を受けたりする場所になっている。(バンコク=乗京真知)