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(17日、高校野球 仙台育英4―3敦賀気比)

 仙台育英の水岡蓮(3年)はよくユーチューブで有名な選手の打撃を研究する。試合前日、チームメートでライバルの中里が好調だから打撃の足の動かし方を本人に黙ってまねしたら、タイミングがうまく取れるようになった。

 1、2回戦は1安打ずつ。この日は違った。1打席目に中前安打、2打席目は左中間三塁打。そして六回の3打席目だ。同点に追いつき、さらに2死一、三塁、内角の143キロに振り負けなかった。右前に決勝打。「歓声が気持ちよかった」

 宮城大会は1番打者で始まったが不調で準々決勝から中里に譲り、9番になった。好きな言葉は「粉骨砕身」。「チームのために身を削る。本当は1番を打ちたい。でも次もつなぎ役に徹したい」と言った。

 ただ、中里の話になるとふつふつと競争心が湧いてくる。「まねしたとは言いたくないなあ」と照れた。感謝するのは大会が終わってからになりそうだ。(坂名信行)

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 ○大栄(仙) 四回から好救援。九回1死三塁は1年生の笹倉に託し、逃げ切り。「(登板は)先発より後ろからのほうがいい。流れを引き寄せる投球ができた。(笹倉は)1年生とは思えない。頼もしいです」