竹田竜世
(17日、高校野球 星稜―智弁和歌山)
第101回全国高校野球選手権大会第11日第2試合は、優勝候補同士の激突だ。今大会屈指の右腕で、2回戦で自己最速を更新する154キロを計測した星稜のエース奥川に、前の試合で大会史上2度目の1イニング3本塁打を記録した智弁和歌山の強力打線がどう挑むか。
やっと実現した対決でもある。両校とも今春選抜に出場し星稜は2回戦で、智弁和歌山は準々決勝で敗退した。4月に練習試合をする予定だったというが、星稜の林監督が選抜で相手チームの監督に直接、抗議した件で指導禁止に。林監督は「私にああいうことがあって試合が出来なかった。この甲子園で実現出来るのは喜ばしいこと」と言う。
石川勢にとっての、星稜にとっての因縁もある。延長十八回の激闘の末、星稜が箕島にサヨナラ負けした61回大会(1979年)の3回戦を含め、全国選手権で石川勢は和歌山勢に過去6戦6敗だ。「1勝もしていないことは報道で知っています。まあまあ、そこはあまり気にすることなく」と林監督。
この日午前7時10分、甲子園には満員通知が出た。(竹田竜世)
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・第9回大会(1923年)2回戦 ●金沢商2―9和歌山中
・第45回大会(1963年)2回戦 ●金沢泉丘0―2南部
・第61回大会(1979年)3回戦 ●星稜3―4箕島(延長18回)
・第63回大会(1981年)1回戦 ●星稜0―4和歌山工
・第88回大会(2006年)2回戦 ●金沢2―5智弁和歌山
・第98回大会(2016年)1回戦 ●星稜2―8市和歌山
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