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 広島市で行われた平和記念式典などに参加した新潟市の中学生らが17日、ほんぽーと中央図書館(同市中央区明石)で開かれた「にいがた平和祈念のつどい」で体験を報告した。約80人が耳を傾けた。

 被爆の状況や戦争の悲惨さ、平和の尊さを深く理解してもらおうと、新潟市は約10年前から毎年、中学生を広島市に派遣している。今年は5日から7日に中学生24人と新潟大学の中国人留学生2人が広島市に行き、広島平和記念資料館などを見学したほか、被爆体験者の話を聞いたり、平和記念式典に参加したりした。

 17日のつどいでは、参加した中学生と留学生が、訪れた施設や現地で聞いた被爆者の体験などを紹介。一人ずつ感想を述べ、「原爆のことを、今までにないくらい深く考えた」「被爆者がいなくなっても、自分が発信したい」などと話した。

 派遣事業で初めて広島市を訪れたという新潟柳都中2年の田島生さん(13)は、自分が知っていた以上に被害が大規模だったと知り、衝撃を受けたという。被爆者の話を聞き「生き残った人も、水がほしいという人に水をあげられなかった後悔があり、つらいと話していた。そういうところも語り継いで行きたい」と話した。(杉山歩)