[PR]

 審判委員の岸敏幸さん(54)が18日の準々決勝、第4試合の履正社―関東一の一塁塁審を最後に勇退した。甲子園でジャッジした18年間を振り返り、「一生懸命な球児たちと同じグラウンドに立てて感謝しかない」と語った。

 「甲子園初出場」は2002年夏の第84回大会。1回戦の智弁和歌山―札幌第一の二塁塁審がデビュー戦となった。「球場の大きさに圧倒された。延長戦になった熱戦で、一番思い出深い」と懐かしむ。

 神奈川県立横須賀高の野球部OB。大阪大を卒業後に入社した川崎重工で、審判をしている上司と出会い、1996年から兵庫県高野連の審判になった。「33、34歳のころは年間100試合ほどジャッジした。練習試合で先輩審判とクルーを組ませてもらったりして、毎日が楽しかった。あの日々が私の支えになった」

 今後も地元で審判生活を続けるという。