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 平安京の天皇の住まいで国政の中枢でもあった平安宮内裏(だいり)を囲む回廊跡(京都市上京区小山町)から、地下水路の一部が見つかった。生活用水や雨水を流すのに使われていたとみられる。調査をした市は18日、現地説明会を開き、考古学ファンら約70人が参加した。

 市文化財保護課によると、地下水路は長さ2メートル、深さ40センチ、幅70センチ。側面には凝灰岩を切り出した石が置かれ、底部に河原石が敷き詰められていた。同課の担当者は「これほど丁寧な造りの水路は平安宮のなかでも珍しい」と話す。

 1979年に発見された地下水路の南側にあり、つながっていたと推定される。どちらも出土した土器などから平安後期(12世紀)までに造られたとみられている。

 説明会に参加した近くの主婦は「こんな近くから遺跡が出るなんて」と驚いていた。(大貫聡子)