[PR]

 発行部数40万部を超す人気絵本の世界観を独特の展示方法で表現した「えんとつ町のプペル展」が、福岡県大牟田市で開かれている。お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さんが脚本と監督を務め、イラストレーターら33人と共同制作した作品で、来場者はその幻想的な雰囲気を堪能していた。

 煙突のある工場が立ち並ぶ大牟田にふさわしいと、同市の市民団体「ビーグッド」(島村隆大代表)が企画した。「えんとつ町のプペル」は煙突だらけの町で暮らす少年ルビッチと、ごみ人間プペルの交流を描いた絵本で、親子の絆がテーマの心温まるストーリーと、緻密(ちみつ)で立体感のある美しいイラストが特徴だ。

 光を通す特殊な陶土で作られた30センチ四方の有田焼に描かれた絵が、裏側からLEDに照らされ、浮かび上がる。その一枚一枚を会場に流れるストーリーを聞きながら鑑賞していく。同市西港町の三井港倶楽部(くらぶ)に前半の22枚を、隣接する三池炭鉱三川坑跡に後半の21枚を展示している。

 熊本県荒尾市から2人の娘と一緒に訪れた主婦(47)は「有田焼に描かれた絵が、とにかくきれいですね」と感慨深げだった。(森川愛彦)