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 第101回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)は19日、休養日だった。準決勝に勝ち残った4校はそれぞれ練習に充てた。20日の準決勝は午前9時試合開始。今大会から準決勝後にも休養日が設けられたため、21日は試合がなく、決勝は22日の予定だ。

履正社

 履正社は自校のグラウンドで打撃練習を行うなどして約1時間半、調整した。準決勝の相手の明石商は同じ近畿勢だが、練習試合も含めて対戦したことはない。カギを握りそうなのが、今大会11打点をたたき出している4番の井上だ。相手の2年生エース・中森は選抜4強入りの原動力になった本格派右腕。ただ、履正社は1、2回戦で似たようなタイプの好投手を打ち崩して初の4強入りを果たした。井上は、「警戒することはない。自分のスイングをして、振り負けないようにしたい」と意気込んでいた。

明石商

 夏の甲子園では初の4強入りとなった明石商は自校のグラウンドで、7カ所のケージに分かれて行う打撃練習を中心に取り組んだ。

 2年生で1番を任されている来田は、今大会の個人通算打率が3割を超えているが、「全然物足りない」と苦笑い。3番の重宮、4番の安藤が好調なだけに、「安打でも四球でもいいので、とにかく塁に出て先輩たちにいい形でつなげたい」と誓った。

 一方、準々決勝で自己最速の151キロを記録したエース右腕の中森は左腕の杉戸とともに、マッサージなど体のケアを優先。野手陣の練習終了後、グラウンドに姿を現した。ブルペンには入らず、軽いキャッチボールで汗を流した。中森は体の状態について「体全体をほぐしてもらって、疲れはほとんどない」と話し、「今まで通り、低めを意識して向かっていきたい」と次戦を見据えた。

中京学院大中京

 中京学院大中京は大阪府吹田市内で調整。場所は宿舎の近く、高速道路の高架下にある狭い公園だった。全体練習では球を使わず、タオルを使って腕を振る「エア」送球。打撃では星稜・奥川の速球に目を慣らすためにバドミントンのシャトルにひもをつけて高速回転させ、目だけで追った。いずれも自らの良いイメージを体に植え付ける意味がある。計1時間ほどで終わった。

 作新学院戦で満塁本塁打を放った元は「球を見極め、球数も投げさせ、疲れた時の甘い球を仕留めたい」と語った。

星稜

 3回戦で延長14回を投げ抜き、準々決勝は出場しなかった星稜のエース奥川は、リラックスした表情だった。キャッチボールの後に外野ノックを受け、打撃練習では快音を連発。特大の当たりに笑顔でガッツポーズを見せる場面もあった。投球練習は行わなかったが、「僕は昨日も休ませてもらったので、疲労もだいぶ回復した。まずは準決勝に全力で臨みたい。今はワクワクしています」。練習の終盤には林監督も打席に立ち、選手の前で柵越えを披露。24年ぶりの決勝進出へ、チームは和やかな雰囲気だった。

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 (打撃成績のメンバーは準々決勝の先発)