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 今月7日夜に噴火した浅間山について、気象庁が19日、噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げた。登山口での規制は解除されたが、長野県などは引き続き、火山情報に注意するよう呼びかけている。

 長野県はこの日午後、警戒対策本部の会議を開いた。会議で長野地方気象台の担当者は、7日以降は新たな噴火がなく地殻変動も観測されていないことなどから、火山活動のさらなる活発化は認められないと判断したと説明。ただ今後、火山活動が高まる可能性はゼロではないとした。

 レベル2への引き下げで火口から約4キロの範囲だった立ち入り規制は、同約2キロの範囲に縮小された。これを受け、長野県小諸市と長野県軽井沢町は計4カ所の登山口の規制を解除。4キロ圏内にあった黒斑(くろふ)山や同市の施設「火山館」に行くことはできるようになった。同市の担当者は「黒斑山登山は人気が高く、秋の行楽シーズン前に緩和できてよかった」。ただ、同市は火口からおよそ2キロ地点にある賽(さい)の河原分岐に入山禁止の看板を新たに設置。浅間山の火口に近い前掛(まえかけ)山への登山は規制が続く。

 心配された観光への影響について、長野県観光部は、登山客のキャンセル以外に大きな影響はなかったと説明。レベル1への引き下げについて、長野地方気象台は、噴火から少なくとも1カ月間は推移を見守る必要があるとしている。(岡林佐和、土屋弘)