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 アジアやオセアニアの各地で、様々な理由であまり語られてこなかったアジア・太平洋戦争の記憶を、後世に残す動きが現れています。旧日本軍の行為はいま、現地でどう見られているのか。海外の見方を知る記事を5本紹介します。

日本兵「かわいそう」

 インド北東部インパール。物資の補給がなく、日本側に餓死者など約3万人の死者を出したインパール作戦は、多数の地元住民も巻き込みました。ところが、孤児になったのに「日本兵はかわいそう」と話す人も。

語られなかった虐殺

 マレーシアで旧日本軍は、人口の7割を占めるマレー系を優遇する一方で、中華系を虐殺。戦後、マレー系の政府が「未来志向」を掲げ、暗い記憶は公に語られてきませんでした。いま、メディアや小説が過去に向き合い始めています。

遺品もう売らない

 インドネシアで激戦地だった島に暮らす男性は、洞窟や林で見つけた日本兵の遺品を売って生活の足しにするのをやめました。ベトナムでは、残留日本兵の家族たちが声を上げ始めています。太平洋戦争に対する意識が変わり始めています。

消えない記憶

 「人は自分の信じたいことを信じる。でも、もしあなたの母、姉妹、妻が傷つけられたら」「日本は正直で勤勉な人々の国。人並みの暮らしを求め、ごくわずかな人に誤った方向に導かれた」。マレーシア出身の実業家が取材に応じたのは、家族ぐるみで親しかった若い日本人女性のある発言がきっかけでした。

慰霊を受け入れて

 オーストラリアでは1944年、捕虜だった日本兵の集団脱走事件があり、射殺や自殺で234人が亡くなりました。「日本人は黄色い悪魔だ」と教えられてきた現地の人たちですが、日本からの慰霊訪問を温かく迎え入れています。

(今さら聞けない世界)