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 静岡県の貸与型奨学金を利用している医学生を対象にした仮想医科大学「ふじのくにバーチャルメディカルカレッジ」の夏季セミナーが20日、静岡市葵区紺屋町のブケトーカイで開かれた。県が取り組む医師確保策の一つで、2014年に開講。同奨学金を利用した学生は県内の医療機関で臨床研修を受け、さらに9年以上の勤務で返済が免除される。卒業生1088人のうち、461人が今も県内で研修中だ。

 参加したのは全国23大学の医学部1~6年の学生40人。昼食会では県内医療機関のリクルーターと意見交換や情報交換をした。

 講座は県内の先端医療、地域医療がテーマ。本庶佑学長はがんの免疫療法や日本の皆保険制度の課題について説明。県立総合病院泌尿器科の吉村耕治部長は、同病院に配備された手術支援ロボット「ダヴィンチ」による治療を紹介した。公立森町病院の中村昌樹院長は診療所や介護施設と連携した在宅医療や、退院後も含めた住民の生活を支える実践について話した。(阿久沢悦子)