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 日韓政府の対立が目立つ時だからこそ、市民同士の交流を――。長崎市の長崎県美術館で20日、日韓のアマチュア写真家らによる共同の写真展が始まった。駐福岡韓国総領事館の孫鍾植(ソンジョンシク)総領事も駆けつけ、「政治は厳しい状況だが、一緒に頑張りましょう」と話した。

 写真展は長崎国際交流写真協会主催。国境に近い対馬市での日韓交流を長崎市にも広げる形で始まり、今年で3回目を迎えた。日本26人、韓国27人による作品計約130枚を展示している。

 会員は韓国・釜山で開く合同撮影会にも参加している。仁位(にい)孝雄会長(78)は「障害を感じたことは一度もない。ただただ楽しいばかりです」と話した。

 釜山出身で、1983年から日本での勤務経験があるという孫総領事は、出展者から写真の説明を聞きながら観覧した。取材に対し、「日韓パートナーシップ宣言」を出した金大中大統領と小渕恵三首相の時代に触れ、「また昔のようにいい関係に戻れると思う。今、韓日は政治的に厳しい状況だが、こういう時こそ民間交流が必要だ」と話した。(榎本瑞希)