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 「空母化」される海上自衛隊の「いずも」型護衛艦の甲板は、改修後の当面の間、米軍機が先行利用する見通しとなった。空母化で本当に防空体制が強化されるのか。護衛艦の本来の任務に影響がないのか。解決すべき課題は多い。

 「いずも」型護衛艦の空母化について、日本政府は、広大な太平洋の防空能力の向上とパイロットの安全確保を理由に挙げる。

 念頭にあるのは、中国とロシアだ。特に中国は2017年以降、西太平洋への飛行を急増させ、同年8月には、紀伊半島の沖まで爆撃機が飛行した。この年、沖縄本島と宮古島の間を中国軍機が飛行したのは計18回にのぼった。

 防衛省によると、航空自衛隊の戦闘機を運用するために必要な2400メートル以上の滑走路がある飛行場は全国20カ所あるが、太平洋上には硫黄島(東京都)しかなく、「極めて脆弱(ぜいじゃく)な状況で、広大な空域で任務にあたるパイロットの安全確保を図ることも困難」(安倍晋三首相)。このため、「いずも」型を空母化し、洋上で戦闘機が発着艦できるようにする必要がある、というのが政府の説明だ。

 では、「太平洋側の防空体制の充実」(岩屋毅防衛相)のためには、いずも型の空母化しか選択肢がないのだろうか。

 元航空自衛隊の戦闘機パイロッ…

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