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 駐車違反をした車の運転者が反則金を支払わない場合に所有者に科す「放置違反金」の徴収のため、県警は長期の滞納者から差し押さえた物品をインターネットオークションにかける取り組みを始める。兵庫県警や京都府警が導入、全国に広がりつつある手法で、仮想通貨が差し押さえられるケースも出ている。

 交通指導課によると、県内では3月時点で、未納の放置違反金は計約435万円(281件)。最高額は約25万円で、10年近く滞納しているケースもある。道路交通法に基づき、未納者の預貯金口座や給与を差し押さえることがあるが、残高がなくて回収できないことが少なくないという。

 そこで県警は滞納が長期にわたる場合、国税徴収法に基づき、自宅などを捜索し家電など換金可能な財産を差し押さえることにした。早ければ秋にも「ヤフー官公庁オークション」に出品し、売り上げを違反金にあてるという。交通指導課の担当者は「『逃げ得』は許さない姿勢を強化し、徴収を進める」と話す。(榧場勇太)