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 イタリアのポピュリスト政党2党による連立政権が、発足から1年2カ月で崩壊した。政権与党内から内閣不信任案が出されるという異例の展開で、主要7カ国(G7)の一角が、首脳会議の開催直前に政治的混乱に陥った。既存政治の打破をうたった両党だったが、それぞれ首相の座や議会勢力の拡大をにらんで対立し、分裂。今秋に総選挙となる可能性もある。

 ANSA通信によると、コンテ首相は20日夜、マッタレッラ大統領に辞表を提出。24日に仏ビアリッツで始まるG7サミットには、コンテ氏が出席する見通しだ。

 マッタレッラ氏は今後、上下院議長や各党の代表に後継首相について意見を聞く。議会で過半数の勢力を持つ新内閣の発足を目指すが、不調に終わった場合は議会を解散させ、総選挙が早ければ10月末にも行われる予定だ。

 イタリアの連立政権は、副首相サルビーニ氏が党首の右派「同盟」と、市民政党「五つ星運動」が政策合意して、昨年6月に発足した。

 両党は「最低所得保障」や「フラットタックス(税率の一律化)」といった「ばらまき政策」を掲げ、財政規律の厳守を求める欧州連合(EU)に懐疑的な立場を取る点で一致した。

 だが、個々の政策を実現する過…

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