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 第101回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催、毎日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は最終日の22日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で決勝があり、ともに初優勝を狙う履正社(大阪)と星稜(石川)が対戦する。

決勝 履正社―星稜

 5カ月前の選抜と同じように、投手力で星稜に分がある。エースの奥川を、履正社打線がどう攻略するか。一回、履正社の1番桃谷の打席に注目だ。

 奥川に隙はない。ここまで防御率0・00。新設された休養日も手伝い、決勝を中1日で迎える。万全な状態と言っていいだろう。

 甲子園の4試合で与四球はわずか3個。春よりも磨かれた制球力を生かし、3球勝負を果敢に仕掛ける。そして、右打者に対しては外角中心に組み立てていく傾向が強い。相手からすると、カウントを整えにくる外角直球が狙いやすい。

 履正社の桃谷は右打者。5試合全ての一回に安打を放ってきた。準決勝の明石商戦の一回に見せた中越え三塁打のように、外角球を中堅から右方向に強く飛ばせる。先頭打者が見本を示せば、5試合連続2桁安打の打線は勢いづく。11打点の4番井上も右打者。走者をためて回したい。

 とはいえ、奥川から大量点を奪うのは難しい。履正社が勝機を見いだすためには、ロースコアに持ち込むほかない。左腕清水の粘りが欠かせないが、自信のある直球が序盤、高めに浮くのが気になる。星稜は3回戦で福本、準々決勝で今井と、日替わりで「打」のヒーローが生まれている。気の抜けない打線に無駄な四球と高めの失投は禁物だ。(小俣勇貴