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漫画偏愛主義

 昨年の年頭に前作「大家さんと僕」をご紹介した、お笑い芸人・矢部太郎の私小説的漫画、といっていいのだろうか、この本作。戦前生まれの大家さんと、彼女の自宅の2階に間借りして8年超になる矢部。2人の交流の日々を描いた前作が大ヒットとなり、本作ではヒットのために矢部の生活が大いに変わったものの、変わらずに交流している様子が描かれている。

 冒頭、「この物語はフィクションです。(中略)モデルとなった大家さんと『漫画の大家さん』は違います」とあった。起きたことを元に、大家さんがより魅力的に伝わるように、面白いと思う部分に強い光を当ててキャラクター作りをしたとのこと。おかげで十分、大家さんのかわいらしさ、上品さが伝わってくる。

 あいさつが「ごきげんよう」な…

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