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 福岡県久留米市にあった捕虜収容所のドイツ兵が市民の前で「第九」を演奏して百年になるのを記念し、市民の手で「久留米第九を歌う会」合唱団が結成された。高校3年生から90歳までの194人が現在、参加を表明。12月28日に久留米シティプラザの「ザ・グランドホール」で「歓喜の歌」を歌い上げる。

 「第九」は、ベートーベンの交響曲第九番ニ短調「合唱付」作品125のことで、第4楽章のテーマは「歓喜の歌」と呼ばれる。市によると、1919(大正8)年、捕虜たちが久留米高等女学校(現県立明善高)で、なぎなた術の見学の返礼に同校講堂で全4楽章のうち第2、第3楽章を演奏したという。

 他県の収容所内ではさらに古い演奏例があるというが、このときの演奏は、日本の一般市民が初めて「第九」を鑑賞した日とされ、今年12月で百年になる。その「初演」を記念し、市民による「第九」演奏会を開くことになった。

 20日に市役所で発足式があり…

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