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 中部経済産業局(名古屋市中区)で13日から冷房システムが故障し、ほぼ全館で空調が利かない状態になっていたことが分かった。21日は調整運転で冷房が入ったものの、本格稼働のメドは立っていない。

 13日午前8時前、地下1階のガス空調設備が煙を出して壊れた。築59年の建物は地下1階、地上4階建て。一部の会議室を除いて全館空調システムを採用し、普段は約300人が働く。冷房の利かなかった13~20日、名古屋市の最高気温は31・6~38・0度で酷暑が続いた。職員は凍らせたタオルや瞬間冷却剤を持参するなどの応急措置で急場をしのいだ。ある女性職員は「首の後ろやわきの下を冷やさないと仕事ができなかった。サンダルで来ようと思った」。休みを取った職員もいるという。

 経産局は軽装を励行し、職員に備蓄用の水を配布。冷房が利く会議室と資料室計5カ所を「避難所」として開放した。中島真一郎会計課長は「過酷な状況だったが、熱中症に倒れる職員を出さずに1週間しのいできた。21日はたまたま冷房が入ったが、本格稼働がいつになるかわからない」と話す。(細見るい)