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 原子力規制委員会は21日、新規制基準に基づく審査を終えて運転を再開した研究用原子炉4基で、審査の一部に漏れがあったことを明らかにした。漏れた項目は避雷針など設置済みの設備で実質的に対策がとられているため、安全上の問題はないとしている。今後、漏れた項目を審査する。

 審査漏れがあったのは、日本原子力研究開発機構の原子炉安全性研究炉「NSRR」(茨城県)と京都大の2基、近畿大の1基(いずれも大阪府)。

 機構が審査対象の設備との認識がないまま申請に含めず、規制委も見落として認可したという。昨年6月、規制委の担当者が、NSRRの消火設備の詳細設計の審査をしていないことに気づき、新基準の審査とは別に申請するよう機構に求めた。だが、先月になって、本来は新基準の審査の一環として扱う必要があることがわかり、あらためて申請を求めた。同様の漏れを調べたところ、京大や近大の研究炉でも確認された。