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 老朽化で改修工事が進む大阪・中之島の堂島大橋。そのたもとの4本の橋飾塔に、直径50センチほどの丸い跡がある。戦時中に何かが取り外された跡ではないか――。塔の復元を目指す大阪市などはそう推測。写真や資料の提供を呼びかけている。

 堂島川に架かる堂島大橋は全長約76メートル、幅約22メートル。ロマネスク様式で、2本の大きなアーチが特徴だ。初代は1877年に架けられた木製で、現在の鉄筋コンクリート製の橋は1927年に完成した。

 戦時中、焼夷弾(しょういだん)による火災で親柱と橋飾塔の一部が焦げたが、戦火をくぐり抜けた。完成から90年以上、老朽化が進み、市は昨年2月に改修工事に着手。約13億7千万円をかけて来春までに改修を終える予定だ。

 橋の改修や橋飾塔の復元を進める市の担当者の頭を悩ませているのが、4本の橋飾塔(高さ約3・8メートル)上部の丸い跡だ。当時の設計図から市は青銅製の飾り「ブロンヅメタル」の痕跡とみる。「ライオン橋」と呼ばれる大阪・難波橋のライオン像のように、橋を特徴付ける装飾だったとみられるが、いつ取り外されたのか、市も詳しいことがわかっていない。

 橋を管理する市橋梁(きょうりょう)課は「戦時中に取り外されたのではないか」。戦時中の1941年、鉄や銅など、銃や砲弾に使う戦略物資の不足を補うため、政府は金属類回収令を公布した。堂島大橋のブロンヅメタルも供出されたのではないか、と市は推測する。

 どんなデザインだったのか。子…

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