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 米国の施政権下に置かれた戦後の沖縄で、米軍に抵抗し続けた政治家がいる。瀬長(せなが)亀次郎(かめじろう)(1907~2001)。17年に公開されたドキュメンタリー映画は7万人を動員し、先月から続編の上映も始まった。米軍基地移設をめぐり政府と対峙(たいじ)する沖縄で、「不屈の人」は今も存在感を放つ。

 「沖縄の大地は、再び戦場となることを拒否する。基地となることを拒否する!」。71年12月4日。前年、戦後沖縄初の衆院議員の一人となった瀬長は、国会で佐藤栄作首相(当時)に訴えた。前月には「核抜き本土並み」の実現を保証しないまま、自民党が沖縄返還協定を衆院特別委員会で強行採決。本会議でも可決されていた。

 ドキュメンタリー映画「米軍が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯」の終盤、この場面が12分にわたって流される。監督の佐古忠彦さん(55)は、勤務するTBSに残っていた映像を使った。「沖縄の思いを背負って戦い続けてきた亀次郎さんの生き様が、そのまま詰まっている」

 敗戦後、米国の施政権下に置かれた沖縄で、瀬長は徹底して米軍に抵抗。「民衆の憎しみに包囲された軍事基地の価値はゼロに等しい」と訴え、基地撤去を求めて祖国復帰運動の先頭に立った。沖縄の人たちは今も、親しみを込めて「カメジロー」と呼ぶ。

 17年に第1弾の映画「米軍が…

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