[PR]

 米国が18日に地上発射型の中距離巡航ミサイルの発射実験を行ったことを受けて、国連安全保障理事会は22日午後(日本時間23日朝)、緊急会合を開く。米国のミサイル実戦配備を警戒する常任理事国のロシアと中国が開催を要請した。

 米国の実験は、射程500~5500キロの地上発射型ミサイルを禁じた米ロの中距離核戦力(INF)全廃条約が失効して16日後に行われた。これに対し、中ロは「緊張を高めている」と猛反発しており、安保理で米国を非難することで、米国が地上発射型ミサイルの発射実験を本格化させないよう牽制(けんせい)する狙いとみられる。

 ロシアのポリャンスキー国連次席大使は21日、国連で記者団に対し、「米国によるミサイル配備と開発強化は脅威だ。我々は軍拡競争の一歩手前にいる。安保理で意見交換したい」と述べた。(ニューヨーク=藤原学思)