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 北海道東方沖のサンマ棒受け網漁の中型船(20トン以上100トン未満)5隻が22日、根室市の花咲港に帰港し、初水揚げをした。今年は10日に最初に解禁された小型船(20トン未満)にほとんど漁獲がなかったため、15日解禁の中型船がサンマの本格水揚げを最初にする形となった。

 5隻の水揚げ量は約17トン。不漁が続く主漁場のロシア200カイリ水域を避け、北太平洋の公海で捕った。昨年8月14日の小型船16隻による初水揚げの126トンを大幅に下回った。

 花咲市場での競りの最高額は1キロ当たり2430円と、昨年の1026円の倍以上の値がついた。旬の初めの「はしり」のサンマは高値がつくが、今年は不漁による出荷の遅れと品薄が影響したと、市場関係者は見ている。水揚げをした歯舞漁協所属の第88吉丸の古林勲機関長(72)は「3昼夜の操業で漁獲は4トン。公海にも魚群がなかなかいないうえ、魚体も小さめ。例年になく漁は厳しい」と話していた。(大野正美)