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 富山県内の森林保全運動として2016年まで43年間続いた「草刈り十字軍」の後継の活動が今年も小矢部市内で行われている。22日は10~70代の11人が小雨の降る中、森の中で草刈りと竹の伐採に汗を流した。23日もある。

 草刈り十字軍は1974年に造林地での除草剤の空中散布に反対する活動として始まり、16年にいったん幕を閉じた。しかし、高校時代から参加してきた松井美樹さん(27)=富山市=が「新・草刈り十字軍」と称し、17年から元隊員らと小矢部市内で草刈りを続けてきた。

 今年は、富山商業高校広報部の女子生徒4人が初参加した。部長の坊坂夏星(かほ)さん(2年)は昨夏、学校の講習で十字軍の活動を知り興味を持った。秋の県高校文化祭に向けてドキュメンタリー番組としてまとめたいと思い、撮影機器を携えて作業に当たった。ベテランメンバーに手ほどきを受けながらノコギリで竹を切り倒し、「森の中で作業するのも大きい鎌を使うのも初めて。周りがきれいになっていくのでやりがいを感じる」と笑顔を見せた。

 15年ほど前から毎年参加している大阪府八尾(やお)市の会社員谷浦健史さん(56)は「普段自然に接することがないので、年に1度は戻ってきたくなる。体が動く限りは参加したい」と話していた。(竹田和博)