[PR]

 神戸市中央区熊内(くもち)町9丁目の指定暴力団山口組の関連施設前で21日夕、男性組員が撃たれた事件で、バイクに乗った男が組員の運転する軽乗用車を追い、停車した車に発砲する様子が、付近の防犯カメラに映っていたことが捜査関係者への取材でわかった。兵庫県警は、施設に出入りする組関係者を狙った計画的犯行とみて捜査している。

 捜査関係者によると、施設は山口組の中核組織「弘道会」(名古屋市)が神戸の拠点として使用。撃たれたのは同会系の組員(51)で、重体が続いている。

 防犯カメラには、買い物から施設に戻ってきた組員の車の後ろをバイクの男が追い、施設に駐車した直後に横付けし、バイクにまたがったまま銃を構えて発砲する様子が映っていた。現場には6発の薬莢(やっきょう)が残され、発射された銃弾の大半が運転席にいた組員の体に命中していたという。

 県警は殺人未遂容疑で捜査本部を設置。抗争の広がりを防ぐため、暴力団関係施設の警戒を強めるとともに、22日午前、銃撃現場の施設も家宅捜索した。

 神戸市の久元喜造市長は22日の会見で「市民が(抗争に)巻き込まれるようなことがあってはならない。県警と密接に連絡を取り合い、安全確保に万全を期したい」と語った。