[PR]

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反対し、昨年8月8日に急逝した前沖縄県知事の翁長雄志(おながたけし)さん(享年67)を偲(しの)ぶ会が22日、同県豊見城(とみぐすく)市の沖縄空手会館であった。数百人が集い、思い出を語り合った。

 8日の一周忌にあたり、多くの県民から追悼の声が高まり、生前に付き合いのあった人たちが実行委員会を作り、企画した。後継者として県政を引き継いだ玉城デニー知事は「思いを受け継ぎ、辺野古新基地問題や過重な基地負担軽減を含め、解決に向けて全身全霊で取り組むことをお誓いします」とあいさつした。

 翁長さんが好んだ石原裕次郎の歌が流れる中、参列者は献花して手を合わせた。妻の樹子(みきこ)さんは「知事になった4年間、翁長は喜びのかけらもありませんでした。怒りよりも悲しみが大きかった」と振り返り、涙を流した。

 翁長さんは那覇市議、県議、那覇市長を経て2014年に知事に就任。任期途中の昨年8月8日、膵(すい)がんを患って亡くなった。(伊藤和行)