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 山形県立河北病院(河北町)の小児科、眼科、皮膚科の3科が、医師不在により9月から休診する可能性があった問題で、小児科、眼科の休診は避けられる見通しになった。県内の医師配置を検討する蔵王協議会の嘉山孝正会長(山形大学医学部参与)が22日、非常勤医師の配置調整を進めていることを明らかにした。

 ただし、皮膚科については「医師の派遣は難しい見通しだ」として「紹介状を出すなどして患者に不利益が出ないようにしたい」と話した。

 河北病院は赤字が続いているため、県は今夏、この3科を含む不採算の外来診療科の見直しを柱とする経営健全化計画を発表。その後、3科に医師を派遣していた山大医学部側が、8月末での医師の派遣中止方針を示した。

 県は「計画はあくまで見直しを検討するという内容で、不採算の診療科を廃止すると決めたものではない」としているが、嘉山会長は「医師側には突然の計画への不信感がある。医師が辞めるのを止めることはできない」と指摘する。

 一方、地域の医療態勢の維持を求める森谷俊雄・河北町長らが13日、蔵王協議会、県病院事業管理者の両者を訪ね、休診の回避を要請。県は16日に新たな医師の配置を求める要請書を協議会に提出し、協議会も非常勤医師を配置する方針で検討していた。(青山絵美)