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 河野太郎外相は22日、北京の人民大会堂で中国の王毅(ワンイー)国務委員兼外相、韓国の康京和(カンギョンファ)外相と、李克強(リーコーチアン)・中国首相を表敬訪問し、21日の日中韓外相会談の結果を報告した。李氏が次回の日中韓首脳会談(サミット)を念頭に「長城に登ったか」と、関係悪化が深刻化する日韓外相に尋ねる場面もあった。

 外相会談の会場「古北水鎮」は、万里の長城のふもとにある。河野氏は、20日夜、会談後に約1時間かけて長城を登った。河野氏は李氏に「中国の長い歴史に思いをはせた」と答えた。康氏が「時間がなくて登れなかった」と答えると、李氏は「ぜひ次の機会に」と誘ったという。

 李氏は次回の日中韓サミットの議長。同席した日本の同行筋は、「長城をサミットに例え、3カ国で一緒に乗り切ろうという李氏の思いの表れだ」と話した。

 河野氏は李氏に「来春の習近平(シーチンピン)国家主席の国賓訪日への準備をしっかり進めたい」とも伝えた。(北京=鬼原民幸)