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 名古屋にレストランバスが走ります――。名古屋市発着で愛知や岐阜の観光スポットをバスで巡りながら、車内で有名ホテルのシェフらの味を堪能できる日帰りツアーを名古屋市などが企画した。期間は10月6日~12月1日で、今月21日から受け付けを始めた。名古屋の新たな観光コンテンツにしたいと関係者が期待を寄せている。

 市や公益財団法人名古屋観光コンベンションビューロー、民間企業などで構成される実行委員会が主催する。バスは定員25人で1階部分に厨房(ちゅうぼう)があり、2階部分で乗客が食事や眺望を楽しめる。屋根が開くオープントップバスだ。ホテルナゴヤキャッスル(名古屋市)の総料理長らシェフや、岐阜県内の老舗料亭の料理人が同乗する。

 観光コースは八つあり、「歴史」や「食」「酒」などのテーマが設けられている。メインの「歴史」では、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の「三英傑」ゆかりの場所である熱田神宮や名古屋城本丸御殿などを巡り、車内で名古屋めしの一部を採り入れた本格フルコースが振る舞われる。日本遺産に認定された有松絞の体験もある。ほかにも名古屋市郊外の農園や、岐阜県内の養老の滝などパワースポットと言われる名所や紅葉スポットを巡るコースもある。

 レストランバスは、東京や京都で定期便があるほか、愛知県内でも今年2~3月、期間限定で渥美半島を巡る「東三河レストランバス」が運行し、予約のキャンセル待ちとなる人気ぶりだった。一方、かつて国内主要8都市で最も魅力のない都市に選ばれた名古屋。市の担当者は「目で見て、舌で味わい、名古屋の新たな魅力発見になるはず。もう魅力がないとは言わせない」と語る。

 実行委員会では、採算が取れる観光コースを検証し、乗客へのアンケートなどを踏まえ、将来的には民間の旅行会社に企画を売り込みたい考えだ。

 価格は1人1万5千円で、夜間のみのコースでは1人6800円(いずれも税込み)。日程やコースの詳細は公式ウェブサイト(https://www.nagoya-restaurantbus.com/別ウインドウで開きます)で紹介している。問い合わせや申し込みは、052・563・7500(カッコーツアー)。(佐藤英彬)